最近のこと
2021年は、私にとって生涯を通じて最も困難な年でした。StageⅣの癌が見つかり、10時間以上かかる大手術をうけました。長期入院し、結果少しの不自由は残りましたが、何とか立ち直りました。今は3ヶ月ごとに転移がないか確認の検査をしながら、70％の生活ができるまで回復しております。そんなわけで、この1年間殆ど創作活動はお休みさせていただきました。来春から少しづつ再開させていただきます。
甲風画苑さんの2階ギャラリーをお借りして、関西初の個展です。 題して、ー平面と立体『時空を描く』ー。 40点以上の作品を持ち込んで、夢とうつつが渾然一体、賑やかな展示会となりました。 このカオスが、まさに私にとって現在を起点とした時空なのですが、何人がそれを“よし’’としてくれたのでしょうか・・・
今年（2020）11月、個展をやります。 11月27日（金）～12月2日（水）西宮北口の甲風画苑さん2階のギャラリーをお借りします。 「平面と立体 ・時空を描く・」と題し、絵画とガラスによる立体造形、デジタル写真をベースにした抽象表現などに挑戦しようと思っております。 是非、お越し下さい。
2020年春は、初めて経験することの多かった春でした。 すべては、この眼に見えない新型コロナウイルスというやつが、引き起こした禍です。 頻繁にメディアでこやつの顕微鏡写真に接しました。 地球上の何十万人もの命を奪った犯人です。私たちも、非日常の生活を強いられ、すったもんだの毎日です。 そんな中、普段見られない人の素顔を、垣間見る一瞬もありました。 こいつをガラスで作ってやろうと思いました。 粉ガラスでカラフルに仕上げ、炉に入れて、850℃で焼成しました。 この温度ですから、当然、すべての菌は死滅します。 青い台をつくり、できたガラス板を、固定してみました。 コロナまだ収束せず、気を緩められません。 うがい、手洗い、マスク、２ｍ、お忘れなきよう。